未来へ ~とんがってた君へ~

小さな命

 

先日車を走らせていると、手を振ってくれる若者が…
よく見ると、昔追いかけまわした(!)よく知る子でした。
そして、当時のことがよみがえりました。

 

何がきっかけで知り合いになったか、
今となっては記憶も薄く…(笑)
たぶん、その子の中に昔の自分を見ていたのかも
しれませんね。

 

元気が有り余る子だったその子は、外にその元気を
「ぶつける」形で自分を表現していました。
ただ、自分の大切な人には不器用ながらも、
愛情や勇気を見せている優しい子、という印象でした。

 

バイクを乗り回しているのを見つけると、
その子が通るであろう道に先回りして待ち伏せ、
「こら~‼メットは?(ヘルメット)」
「2ケツはアカン!ケガしたら、相手が悪くてもあんたが不利ねんぞ!」
から始まって、「ゴミは持って帰れ!あんたのゴミ箱ちゃうわ!」

 

とまあ、口うるさく言っていました。
我が子なみに可愛かった…。
そして、「ポリ(お巡りさん)より、うざいわ!」
と言われる始末(笑)
取っ組み合いもありましたね…

 

だけど、その子にはずっと言っていたことがあります。
「家出するなら、絶対遠くには行くな。私の家に来い!」
そして、本当にピンポンを押してきた日もありました。

 

その子と話す中で、その子は
感情を表す言葉がわからずにいることや、
大人の決めつけで自分のことを見ていること、
そして、理解してもらえないと諦めてしまっていること、
たくさん話をしてました。

 

まあまあ、色んな濃ゆい時間を過ごしていったその子でしたが、
今その子には、守るべき「ちいさな命」の手をひいていました。

 

手を振るその子と、無理くり振らされている小さな手。
(あんたは、もう大丈夫やな…)
そう思いながら、通りすぎていました。

 

…後日メールで
「やっぱ、今でもちゆきちゃんに会うとドキッとする…」
と来たので、「あ、まだ私走れるからな!笑」
と、伝えてみました(笑)

 

あんたは、大丈夫や。信じてるで。
でも、もししんどかったらピンポン押しといで。
私はずっとここに居るからな。

 

投稿者プロフィール

中西知由紀
中西知由紀
一度ほっこりする時間を一緒に過ごしませんか?
そして、ゆっくり歩みましょ?
お側についております…

未来へ ~とんがってた君へ~” に対して2件のコメントがあります。

  1. 内藤和久 より:

    私も若い頃は そんな感じで とんがってました。そんな寄り添ってくれる方が居て 幸せだったと思います。
    いいお話有難うございます。

    1. 中西知由紀 より:

      内藤様
      コメントありがとうございます。当時の彼女にとって目の上のたんこぶだったに違いない私の存在。今の彼女がそれをどう感じ、どう生きていくのか…ただただ私は彼女の幸せを祈りるばかりです。
      もし、私からの行為を愛情と受け取ってくれていたなら、きっとこの先、その愛情を別のかたに注いでいってくれる、そう信じています。

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